オーストラリアにて購入しました1976年製Gibson J-40です。
ボディ割れ修理、フレット交換、指板調整、弦まわりのTUSQ化をしました。

ボディ割れ修理


     
ぱっくり割れてしまっています。


     
ボディ内部から長いパッチを取り付けていきます。
パッチはスプルースから削り出しています。
パッチは表板とは直行するように作っています。

パッチを接着した後表側からタイトボンドを刷り込んでいきます。
最後はラッカー塗装をします。

フレット交換

     
ネック全体にレモンオイルを塗り落ち着けます。
半田ごてを当てながらゆっくりとフレットを抜いていきます。

     
フレット溝を掃除した後指板調整。
このギターは指板のデントはありませんでしたが、歪みが出ていたので平らになるまで調整しました。
調整には指板のRにあったサンディングブロックを使用します。

     
フレットベンダーでフレットを曲げ、一つずつ打ち込んでいきます。


     
フレット端を切っていきます。


     
フレット端を専用工具で角度をつけていきます。
フレット端もバリをとります。

     
先ほどと同じサンディングブロックを使いすり合せを行います。
その後クラウニング(フレットの頭を丸くする)します。

     
一本一本丁寧にサンドペーパーで傷をとっていきます。
その後スチールウールで磨きをかけていきます。

     
最後は金属磨きで仕上げます。
ピカピカのフレットになりました。

ナット製作

     
古いナットをコンッと叩きます。今回は簡単に取れました。
残った接着剤をとって、溝を軽く整えておきます。



     
今回はTUSQのスラブを削り出していきます。



     
溝の幅にそろえて、フレットの高さを記しておきます。



     
印より少しだけ高い状態で切り出し、古いナットの弦幅を、新しいナットに記します。



     
ある程度の溝を切り弦を張った状態で調整します。



     
ぎりぎり迄ゆっくり調整を続けます。
この段階になるとものすごく頻繁に高さのチェックをします。




溝の高さが決まったら磨き上げます。

サドル製作


サドルの溝ぴったりに作り、実際弦を取り付けた状態でイントネーションを調整します。